東松島市立矢本第二中学校

東松島市立矢本第二中学校からの連絡用ブログです。

2020年12月

校長のつぶやき 43

令和2年度第2学期終業式 式辞

 85日間の2学期が今日で終わります。
 この2学期も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,学校生活に制限があり,皆さんには窮屈な思いをさせてしまいました。しかし,皆さんの学校生活に対する一生懸命な姿勢や行事にかける思い,
そして先生たちの思いが,今年ならではの開催につながったと思います。

 体育祭,新人大会,合唱コンクール,文化祭,数々の行事では,皆さんの全力の姿と底力を見せてもらいました。その一生懸命な姿に,校長先生は強く心を打たれました。
 また,先日は2年生の「立志式」がありました。厳粛な雰囲気の中,一人一人の意志を感じる感動的な式となりました。立志式は,「15歳を迎える2年生が自分の将来を考え,自己実現に向けて立ち向かえるように」という願いが込められた市内中学校共通の式です。壇上で堂々と自分の思いを語る立派な姿に保護者の皆さんも涙を流されていました。

 今日は,立志式の際に話した竹のお話をします。
 校長先生は,竹が大好きです。勢いよくまっすぐ伸びるからです。では,竹が高く丈夫に成長できるのは,なぜでしょう。それは,「節」があるからです。「節」がなければ竹は曲がって折れてしまいます。人生もこれと同じ事が言えます。人生の節目と普段の生活のメリハリ。人生の「節目」を大事にし,日々の生活を振り返ることは,新たなやる気を起こさせ,毎日の生活をさらに充実させ,輝くものにしてくれます。そして,自分という人間を強くしなやかに育ててくれます。
 入学式,卒業式,立志式,そして,今日の終業式。物事の区切りとなる式は,大きな「節目」。
普段行っている授業の始めと終わりの挨拶なども小さいけれど大切な「節目」。「節目」を大事に生きる人になってほしいと思います。

 最後に,冬休みも「一に命」「二に生き方」です。
 自分やまわりの命,気持ち,体,そして,生きる姿勢を大切にしてください。
 今年の冬休みは,『宮城県新型コロナ危機宣言』が出され,制限された年末年始になりますが,幸せは自分の心が決めると言います。どんな時も楽しめる心を持ちたいものですね。

 1月8日,皆さんの元気な姿に会えることを心から祈っています。
 皆さん一人一人の幸せと成長を願い,式辞といたします。
                                                                                              
           令和2年12月23日 東松島市立矢本第二中学校 校長 松﨑和佳子

 「一に命 二に生き方」

校長のつぶやき 42

2学年「立志式」

 12月17日は「立志式」がありました。厳粛であり,そして感動的でした。
 校長からの激励の言葉です。

 本日,ここに立志式を迎えた108名の皆さん,おめでとうございます。
 そして,式を開催していただきました東松島市の皆様,ありがとうございます。
 皆様のあたたかいお気持ちに,心から感謝申し上げます。

 この式は,「15歳を迎える市内中学校2年生が自分の将来を考え,明るい希望を持ち,自己実現に向けて立ち向かえるように」という願いが込められた式です。県全体で取り組んできた「志教育」も先月で10年目を迎えましたが,皆さんは,一人一人が我々みんなの希望であり,大切な未来の宝です。

 さて,ここに一本の竹を持ってきました。
(後藤先生が掲げてくれた大きな竹は,寺崎さんが山へ行って探してきてくれました!)
 私は竹を見ると皆さんを思い出します。グングンと伸びるイメージがあることと,竹のように育ってほしいという思いがあるからです。竹はまっすぐで強靱ですが,このように丈夫で高く成長できるのは,「節」があるからです。「節」がなければ竹は曲がって折れてしまいます。
 人生もこれと同じ事が言えます。竹には「節」があり,これが竹の成長に大事ように,人生にも「節目」があり,これが自分という人間を強くしなやかに育ててくれます。 入学式,卒業式,そして,今日の立志式。物事の区切りとなる式は大きな「節目」。普段行っている授業の始めと終わりの挨拶なども小さいけれど大切な「節目」。このような「節目」を大事にし,物事を振り返ることは,
毎日の生活をより充実させ,輝くものにしてくれます。『節目を大事にする人になってください。』

 もう一つ。(この辺りから,実は後藤先生は,竹が重くて手がプルプル震えていました…)
 竹が丈夫な理由。実は,根っこが周りの竹とつながっていることが,強さの秘訣と言われています。つまり,一本の竹同士が目に見えない土の中でしっかりと手をつないだり,ラグビー選手のようにスクラムを組んだりして共に生きているのです。皆さんも苦しいときも嬉しいときも,周りにいる同級生と励まし合い、笑い合い,支え合える仲間となって,がっちりとスクラムを組んでほしいと思います。
苦しいときは,“苦しい”と言っていいのです。言える仲間で互いにいてください。もちろん,私たち先生たちも仲間です。安心して相談してください。『自分の心の根っこを育て,大事にする人になってください。』

 今日の式は,改めて目の前に引かれたスタートラインだと思って自分の心と向き合い,自分を見つめ,目指す自分に向かって一歩を踏み出してほしいと思います。そして,5年,10年,20年後,皆さん一人一人が,それぞれの世界で力を発揮するとともに,この東松島市を愛し,まちづくりの大きな力につながることを祈っています。

 保護者の皆様,本日は誠におめでとうございます。お子様はまもなく3年生となり,義務教育も最後の年を迎えます。4月からは最上級生として後輩をまとめ,学校の顔として大いに活躍してくれる
ことでしょう。中学生という時期は,人生で最も成長する素晴らしい時期です。子育ての言葉に「乳児はしっかり肌を離すな」,「幼児は手を離すな」,「少年は目を離すな」,「青年は心を離すな」というものがあります。反抗をすることもあるかもしれません。しかし,我が子を信じて,心を離さず,大らかに見守ってください。これからもどうか、変わらぬご理解とご支援をお願いいたします。

 今日の式が皆さんにとって新しい一歩となることを願い,激励の言葉といたします。

                  令和2年12月17日
                  東松島市立矢本第二中学校 校長 松﨑 和佳子

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 「一に命 二に生き方」
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